Excel測量計算：クロソイドとクロソイドの交点

　図に示すクロソイド曲線同士の交点計算を行います。

　※クロソイド曲線に関する計算についてお知らせがあります→

クロソイド計算について　

　クロソイド曲線1と交差するクロソイド曲線2の交点座標を計算します。

• 背景が薄黄色のセルが入力項目です。
• 曲線の入力項目について、「IP座標」と「KE座標」を切り替えることができます。
• クロソイド曲線1,2の入力項目を全て入力してください。
• 各測点の測点名を入力すると、登録されている座標が呼び出されます。
• 曲線タイプは「左カーブ」、「右カーブ」をドロップダウンリストから選択して指定します。
• 右上に赤い三角マーク「」があるセル（ボタン）にはコメント（説明）が設定されています。
• クロソイドとクロソイドの交点計算では「交点計算」ボタンを押さなければ計算結果を表示しません。

起動方法

　「00data」を開き、メニューから「33他の測量計算3」を選び、「クロソイド・クロソイド交点」シートを選びます。

主な機能

（1）座標呼び出し

測点名を入力（編集）すると、測点名に対応した座標値を呼び出して、座標欄に自動入力されます（［00data］に座標が登録済みの場合）。

• 「自動計算」が「OFF」のときにはこの機能は作動しません。
• 座標欄の数値は編集可能ですが、編集結果は［00data］に登録済みの座標には反映しません。

（2）表示桁数

座標値と距離の小数点以下の表示桁数に反映します。
「小数第3位」は小数点以下4位で、
「小数第4位」は小数点以下5位で
それぞれ四捨五入されます。

（3）IP or KE 選択

曲線の入力項目について、「IP座標」と「KE座標」を切り替えることができます。
「IP座標」・「KE座標」の別はドロップダウンリストから選択して指定します。

（4）交点計算ボタン

クロソイド曲線とクロソイド曲線の交点計算では「交点計算」ボタンを押さなければ計算結果を表示しません。
計算を実行するためには次の条件が揃っていることが必要です。

• 「KA、IP（or KE）座標が適切であること。
• パラメータ（A） ≦ KE点半径（R） であること。

条件によっては正しく計算されない場合があります。

（5）座標呼出 ON/OFF

座標呼び出し機能の「ON」と「OFF」を切り替えます。

座標を呼び出す必要が無いときに「OFF」にしてください。

• 自動計算とは連動しません。

（6）簡易図形表示

与点及び求点の座標をプロットした簡易図形を表示します。

• 簡易図形は、Excel の図形機能を利用したもので、CADのような精度はありません。
  （数値の丸め処理等の誤差によって図形にずれが生じる場合があります）
• 縮尺は「自動、1/250、1/500、1/1000」から選ぶ事ができます。縮尺を「自動」にすると、印刷時にA4縦に収まる縮尺で表示されます。
• プリンターの特性や設定により縮尺通りに印刷されない場合があります。
• 簡易図形の描画には時間がかかる場合があります。
• 簡易図形のシートには保護設定しないでください。

（7）座標再呼出

入力項目である座標欄において、入力済みの測点名に対応した座標値を呼び出して、座標欄に反映します。

• 座標値を消してしまったり、書き替えてしまったときに元に戻す機能です。
• 座標呼び出し機能が「OFF」のときには作動しません。

（8）座標登録

座標欄脇のチェックボックスにチェックを入れ、「座標登録」ボタンを押すと、その座標を登録することができます。

詳しくは、計算結果登録（ご使用の前に） をご覧ください。

• 「全チェック」ボタンを押すと、登録可能な座標全てにチェックマークが付きます。
• 「クリア」ボタンを押すと、全てのチェックマークがクリアされます。
• 測点名は自動で付きますので、必要に応じ変更してください。

（9）印刷

印刷プレビューを表示します。
印刷を実行する場合には、Excelの印刷プレビューメニューから、「印刷」を選択してください。

詳しくは、印刷について（ご使用の前に） をご覧ください。

（10）リセット

データを消去し、初期状態に戻します。