- Excel測量計算
- ヘルマート・アフィン
Excel 測量計算ヘルマート・アフィン
当ソフトウェアは、マクロが有効 になっている事を前提としております。
2021年6月1日より 新バージョン(Ver.2)となっております(最新版:Ver.2.40)。
ソフトウェアの概要
座標のヘルマート変換及びアフィン変換を行います。
サンプル数は、ヘルマート変換は最低3点、アフィン変換は4点必要です。
当ソフトウェアは、「既知点サンプルシート」と「座標変換シート」に分かれており、先に「既知点サンプルシート」に入力する必要があります。
手順は以下の通りです。
- [ヘルマート変換]または[アフィン変換]を選ぶ。
- 「既知点サンプルシート」にサンプル座標を入力する。
- 「変換量計算」ボタンを押す。
- 「座標変換シート」が使用可能になる。
既知点サンプル(シート)
ヘルマート・アフィン変換の準備作業をするシートです。
- 背景が薄黄色のセルが入力項目です。
- 旧座標の測点名、座標を入力し、それに対応する新座標の測点名、座標を入力してください。
- 測点名を入力すると、登録されている座標が呼び出されます。
- 既知点サンプル数は、ヘルマート変換:3個以上、アフィン変換:4個以上必要です。
- 既知点サンプルの入力が終わったら、(9)「変換係数計算」ボタンを押してください。
- 右上に赤い三角マーク「」があるセル(ボタン)にはコメント(説明)が設定されています。
座標変換(シート)
ヘルマート変換・アフィン変換を行うシートです。
先に[既知点サンプルシート]にサンプル座標を入力して(9)「変換係数計算」ボタンを押してこのシートに移動する必要があります。
- 背景が薄黄色のセルが入力項目です。
- 変換したい旧座標の測点名、座標を入力してください。
- 測点名を入力すると、登録されている座標が呼び出されます。
- 変換量が表示されていなければこのシートは機能しません。
- 右上に赤い三角マーク「」があるセル(ボタン)にはコメント(説明)が設定されています。
- [ヘルマート変換]、[アフィン変換]の別は、[既知点サンプルシート]での選択が反映されます。
起動方法
「00data」を開き、メニューから「ヘルマート・アフィン」を選びます。
主な機能
(1)(4)(9)以外は「既知点サンプルシート」と「座標変換シート」共通です。
(1)変換方法選択
ヘルマート変換、アフィン変換の指定をします(「座標変換シート」、「ベクトル図シート」にも反映します)。
(2)座標呼び出し
測点名を入力(編集)すると、測点名に対応した座標値を呼び出して、座標欄に自動入力されます([00data]に座標が登録済みの場合)。
- 「座標呼出」が「OFF」のときにはこの機能は作動しません。
- 座標欄の数値は編集可能ですが、編集結果は[00data]に登録済みの座標には反映しません。
(3)表示桁数
座標値の小数点以下の表示桁数に反映します。
「小数第3位」は小数点以下4位で、
「小数第4位」は小数点以下5位で
それぞれ四捨五入されます。
(4)ベクトル図表示
変換座標の残差から簡易ベクトル図を作成します。
- ベクトル図は、Excel の図形機能を利用したもので、CADのような精度はありません。
- 印刷時にA4縦に収まる縮尺で表示されます。
- プリンターの特性や設定により縮尺通りに印刷されない場合があります。
- ベクトル線は、ベクトルの最大値が約1cmになるよう調整されます。
- ベクトル図の描画には時間がかかる場合があります。
- ベクトル図のシートには保護設定しないでください。
(5)座標再呼出
入力項目である座標欄において、入力済みの測点名に対応した座標値を呼び出して、座標欄に反映します。
- 座標値を消してしまったり、書き替えてしまったときに元に戻す機能です。
- 座標呼び出し機能が「OFF」のときには作動しません。
(6)座標登録
座標欄脇のチェックボックスにチェックを入れ、「座標登録」ボタンを押すと、その座標を登録することができます。
詳しくは、計算結果登録(ご使用の前に) をご覧ください。
- 「全チェック」ボタンを押すと、登録可能な座標全てにチェックマークが付きます。
- 「クリア」ボタンを押すと、全てのチェックマークがクリアされます。
(7)自動計算 ON/OFF
自動計算機能の「ON」と「OFF」を切り替えます。
PCの動作が遅いときには、自動計算を「OFF」にすると入力作業がしやすくなります。自動計算を「OFF」にした場合、入力作業が終わったら「ON」に戻してください。
詳しくは、動作が遅い場合(ご使用の前に) をご覧ください。
(8)座標呼出 ON/OFF
座標呼び出し機能の「ON」と「OFF」を切り替えます。
座標を呼び出す必要が無いときに「OFF」にしてください。
- 「自動計算 ON/OFF」ボタンとは連動しません。
(9)変換係数計算
「既知点サンプルシート」において、
サンプル座標を基に変換量を計算し、「座標変換シート」に移動します。
変換量が計算されると、「座標変換シート」が使えるようになり、下図のようなダイアログが表示されます。「はい」を選択すると「座標変換シート」に移動します。
- 変換量が計算されると、「変換量表示欄」に数値が表示されます。
(10)変換量表示欄
「変換量計算」ボタンを押し、変換量が計算されると、変換量の各数値が表示されます。
- この欄に変換量が表示されていないと、「座標変換シート」は使えません。
(11)印刷
印刷プレビューを表示します。
印刷を実行する場合には、Excelの印刷プレビューメニューから、「印刷」を選択してください。
詳しくは、印刷について(ご使用の前に) をご覧ください。
(12)リセット
データを消去し、初期状態に戻します。