fx-FD10Pro 測量プログラムプログラムの保護

fx-FD10Pro

fx-FD10Pro にはパスワードでプログラムを守る機能がありますが、保護されたプログラムでも削除することは可能です。大切なプログラムは、利用者が自分で守る必要があります。

安全なプログラムの起動方法

操作ミス によるプログラムの削除や、意図しない書き替えを防ぐため、プログラムの起動は RUN・MATモード を推奨しています。

また、各プログラムは、ソフト起動プログラム QUICK RUN を介して起動します。

RUN・MATモード からプログラム(QUICK RUN)を起動する手順は次の通りです。

MENU PROG → 「00QR」を反転表示 → EXE 安全!

  • MENU は、毎回押す必要はありません。1回押すとそのモードは電源を切っても保持されますので、通常は、PROG から始めてかまいません。

プログラムの起動と終了手順書(PDF)

パスワードの設定

RUN・MATモード でプログラムを起動することで、操作ミス によるプログラムの削除や、意図しない書き替えを防ぐ事ができますが、プログラムに パスワード を設定することで、PRGMモード でも書き替えを防止できます。

『01TRVER:トラバース』に パスワード を設定する手順は次の通りです。

(1)MENUキーを押す

MENU キーを押してメインメニューを表示させます。

MENU キー 

(2) PRGM に設定

メインメニューが表示されたら、 2 を押すか、
カーソルキーを使って PRGM を反転させ EXE を押します。

PRGMモード  

  • パスワードの設定が終わりましたら、RUN・MATモードに戻してください。
(3)パスワードを設定するファイルの選択

プログラムリストが表示されたら、カーソルキーを押して目的のプログラム(この例では、01TRVER)を反転させて、 F5 を押します。

01TRVERを反転  

(4)パスワード入力

パスワードの入力画面が表示されたら、パスワードを入力して EXE を押します。

パスワード入力画面  

  • 文字数は最大8文字まで。
  • 入力できる文字は、アルファベット、数字、数種の記号です。
(5)設定終了

Complete! と表示されたら、EXIT を押します。
パスワードが設定されるとファイル名に「*」が表示されます。

パスワード設定終了  パスワード設定ファイルの表示  

(6)パスワードの解除

パスワードの解除は上記の手順と同じです。
その他、パスワードに関する詳細は、電卓に付いてきた「取扱説明書」の P6-9 をご覧ください。

プログラムが動かなくなったら

プログラムが正常に動かなくなった場合には、プログラムに何らかの変更が加えられた可能性があります。

対処方法としては、正しいプログラムリストと、電卓に入力されているプログラムを比較し、書き替えてしまった箇所を正しく直す作業が必要です。正しいプログラムリストはホームページに掲載してあるものをお使いください。

プログラムの修正方法は、電卓に付いてきた「取扱説明書」の第6章をご覧ください。
取扱説明書を紛失された方は、CASIO社のお客様サポートサイトからダウンロードできます。

CASIO社 お客様サポート

なお、弊社の 入力代行サービス または 購入代行サービス をご利用のお客様には、プログラムを復元するためのバックアップファイルも提供しております。詳しくは、次のページをご覧ください。

プログラムの復元について

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