fx-FD10Pro 測量プログラム実行前に必要な設定

fx-FD10Pro

弊社の fx-FD10Pro 測量計算プログラムは、事前に下記の設定をする必要があります。

-- 目 次 --

弊社のサービス(プログラム入力代行、購入代行)をご利用の場合には、各種設定を行った上でお渡ししますので、このページに記載の設定は無用です。

RUN・MATモードの設定

弊社では、プログラムの起動は RUN・MATモード を推奨しています。

RUN・MATモード であれば、操作ミス によるプログラムの削除や、意図しない書き替えを防ぐことができます。

RUN・MATモード の設定手順は次の通りです。

(1)MENUキーを押す

MENU キーを押してメインメニューを表示させます。

MENU キー 

(2)RUN・MAT に設定

メインメニューが表示されたら、 1 を押すか、
カーソルキーを使って RUN・MAT を反転させ EXE を押します。

RUN・MATモード  

この設定は電源を切っても保持されますので、毎回設定する必要はありません。

(3)プログラムの起動

プログラムの起動につきましては、下記PDFファイルをご覧ください。

プログラムの起動と終了手順書(PDF)

初期設定

弊社の fx-FD10Pro 測量計算は初期設定として、指数表示、角度単位、リストメモリの要素数指定 が必要です。

初期設定はプログラム「99SETUP」を実行することで簡単に設定することができます。

指数表示設定

指数表示設定 として「Norm2」を設定します。手順は次の通りです。

(1)セットアップ画面を表示する

SIFT MENU を押してセットアップ画面を表示させます。

SIFT + MENU 

(2) Norm2 に設定

セットアップ画面が表示されたら、カーソルキーを使って Display を反転させ F3 を押します。

 Display Norm2  

この設定は電源を切っても保持されますので、毎回設定する必要はありません。

(3)設定終了

Display の設定が「Norm2」になったのを確認したら、EXIT を押します。
EXIT は、MENU の下にあります。

角度単位設定

角度単位 として「Deg」を設定します。手順は次の通りです。

(1)セットアップ画面を表示する

SIFT MENU を押してセットアップ画面を表示させます。

SIFT + MENU 

(2) Deg に設定

セットアップ画面が表示されたら、カーソルキーを使って Angle を反転させ F1 を押します。

 Angle Deg  

この設定は電源を切っても保持されますので、毎回設定する必要はありません。

(3)設定終了

Angle の設定が「Deg」になったのを確認したら、EXIT を押します。
EXIT は、MENU の下にあります。

リストメモリの要素数指定

弊社の fx-FD10Pro 測量計算は、座標データの登録等に割り当てるため リストメモリの要素数指定 が必要です。設定するメモリは次の通りです。

(1) 531→Dim List 21 ---(座標Xデータ保存用)
(2) 531→Dim List 22 ---(座標Yデータ保存用)
(3) 500→Dim List 23 ---(入力データ保存用)
(4) 150→Dim List 24 ---(一時的な変数用)

設定手順

(1)の「531→Dim List 21」を設定します。
次の順にキーを押してください。

5 3 1 SIFT Ans OPTN F1 F3 F1 2 1

Dim List21 

画面表示が (1) と同じになっている事を確認したら、EXE を押してください。

設定が終了すると、画面に「Done」と表示されます。

(2)(3)(4)の設定も上記と同じ手順で設定できます。

この設定は電源を切っても保持されますので、毎回設定する必要はありません。

設定終了

(1)(2)(3)(4) の設定が終了したら、AC/ON を押します。

プリセットプログラムの消去

弊社の fx-FD10Pro 測量計算の全てのプログラムを入力して、プログラムを実行しようとすると、メモリーエラー が発生する場合があります。

メモリーエラー 

このメモリーエラーは、メインメモリーにプログラムを実行するために必要な空き容量が足りない場合に発生します(fx-FD10Pro は、プログラムの実行のために、1000バイト程度の空きメモリーが必要です)。

メインメモリーの空き容量は、不要なデータやプログラムを 消去 する事で増やすことができます。

ここでは、プリセットプログラム消去 する方法を紹介します。

弊社のサービス(プログラム入力代行、購入代行)をご利用の場合には、プリセットプログラムは全てメインメモリーから消去済み(保存メモリーに待避済み)です。

プリセットプログラム の消去手順は次の通りです。

(1)MENUキーを押す

MENU キーを押してメインメニューを表示させます。

MENU キー 

(2)PRGM モード に設定

メインメニューが表示されたら、 2 を押すか、
カーソルキーを使って PRGM を反転させ EXE を押します。

PGRMモード  

消去が終わったら、必ず RUN・MAT モードに戻してください。

(3)消去プログラムの選択

プログラムリストが表示されたら、カーソルキーを使って消去したいプログラム名まで反転表示を移動させ、 F4 (DEL)を押します。

プリセットプログラム  

写真は、プリセットプログラム「ANGLE」を選択した例。

(4)消去実行

消去の確認が表示されたら、 F1 (YES)を押します。 F6 (NO)を押すと中止します。

消去実行  

消去が実行されるとリスト画面に戻りますので、必要なメモリが確保できるまで消去を繰り返してください(プリセットプログラムは 21 あります:取説α-11)。

プリセットプログラム2  

空きメモリーの確認は、「空きメモリーとプログラムサイズ」のページをご覧ください。

空きメモリーとプログラムサイズ

(5)RUN・MATモード に戻す

消去作業が終了したら、MENU 1 RUN・MATモードに戻してください。