ババヘラ(アイス)
ババさんがヘラで盛りつけしてくれる、路上販売アイス
秋田県の各地で、カラフルなパラソルが目印の、ババさんがヘラで盛りつけしてくれる、路上販売のアイスを「ババヘラ」と呼びます。
ババさん(おばあさん)が、ヘラで盛りつけしてくれるので、高校生が「ババヘラ(アイス)」と呼んだのが始まりとのことです。※他説もあります → ババヘラの歴史(2013年加筆)参照
秋田に行ったのを機会に、実際に食べてみました(2007年,2008年)。
ババヘラの業者さんは6社あるそうです(2020年全社確認できました)。
各社さんとも、アイスの色は黄色とピンクで、花の形(バラ)に盛りつけるのが基本のようです。しかし、盛りつけしてくれるババさんや、その日の売れ具合によって盛方が変わるようです。
昔は、メロン味の青色のババヘラもあったそうですが、今では作っていないようです。
シャーベット状のアイスなので溶けやすく、風に当てるとすごい勢いで溶けます。
最近メロン味のババヘラが復活したようです(2017年に確認)。
2019年7月に雲昌寺(あじさい寺)でソーダ&レモン味のババヘラをゲットしました。雲昌寺には児玉冷菓さんと進藤冷菓さんが出店しているそうですが、その日は児玉冷菓さんしか確認できませんでした。
ババヘラアイスの値段は、2007年当時は皆150円でしたが、2008年には杉重冷菓さんを除き200円になっていました。現在は、限定品は 300円 、その他は 200円〜250円 のようです(2019年現在)。
2020年7月に三浦冷菓さんのババヘラをゲットしました!
ババヘラの写真・動画
三浦冷菓さん
児玉冷菓さん
男鹿雲昌寺(あじさい寺)前
撮影日:2019/7/4
期間限定のババヘラ・ソーダ&レモン
300円。
あじさい寺限定のババヘラです。
コーンもピンクで限定感が増します。
写真はブルーが外側ですが、
リクエストすれば逆のパターン
マーブル模様にも盛ってくれます。
進藤冷菓さん
進藤冷菓さん
道の駅おが前
撮影日:2019/7/5
男鹿駅近くにできた道の駅おがで
ごく普通のババヘラをみつけました。
こちらは200円でした。
逆パターンも作ってもらいました。
児玉冷菓さん
若美冷菓さん
国道7号線(吹浦バイパス:山形県)
撮影日:2007/8/11
7号線を山形から秋田県に向かって
進んでいた時、
一番先に出会ったババヘラがこれ。
場所は吹浦バイパス十六羅漢付近、
まだ山形県。
味は、イチゴとレモンの風味。
盛りつけは花の形
児玉冷菓さん
児玉冷菓さん
国道7号線(由利本荘付近)
撮影日:2007/8/16
こちらも児玉冷菓さんですが、
上の写真と見比べると、
違う業者さんにも見えるが・・・
でも、「児玉冷菓」と表示されていた。
こちらは花の形に盛りつけてくれた。
千釜冷菓さん
杉重冷菓さん
国道101号線(男鹿総合観光案内所)
撮影日:2007/8/16
ピンクの部分が他社さんより薄い。
食感は、ざらざら感が少なくクリーミーで、
ミルクっぽい味。
これもなかなかいける味だ。
形は、バラの花。
当ページに掲載の他の4社は皆大差ないが、
杉重冷菓さんだけは別。 お勧め!
進藤冷菓さん
みちのくアイス?
進藤冷菓さん
千釜冷菓さん
盛りつけ動画(杉重冷菓さん)
2008年に男鹿総合観光案内所(国道101号線)で撮影した杉重冷菓さんの盛りつけ動画です。
BGMで流れているのは、男鹿総合観光案内所で流していた「ハタハタサンバ」です。
みんな「ババヘラ」
冒頭にも書きましたが、「ババヘラ」とは、ババさんがヘラで盛りつけしてくれる路上販売アイスの事を、地元の高校生が「ババヘラ」と呼ぶようになったのが始まりと言われています。
つまり、「ババヘラ」は元々は通称だったわけです。
ですから、地元の方々にとっては、どの業者さんも みんな「ババヘラ」なんだそうです。
ところが、2001年に進藤冷菓さんが「ババヘラ」を商標登録してしまったため、他の業者さんは「ババヘラ」を名乗れなくなってしまいました。 ※詳細は → ババヘラの歴史参照
「ババヘラ」を名乗れなくなった進藤冷菓さん以外の業者さんは、今は下記の名称で販売しています(2007年、2008年現在)。
もっとも、「ババヘラ」は通称でしたので、どの業者さんも元から「○○アイス」といった独自の名称で売っていたそうです。
進藤冷菓さんも、以前は ふるさとアイス という名称だったようです。(2013年加筆)
売り子のババさんから聞いた話を総合すると、ババさんがヘラで盛りつけする販売形式を始めた元祖は、児玉冷菓さんか、杉重冷菓さんのようです。(確信はありませんが・・・)
「ババヘラの歴史」は別ページに移動しました → ババヘラの歴史