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当ページで扱っているSIMA共通フォーマットは、テキスト形式(CSV形式) によるものです。
ここでは、紙媒体の座標データを使って作図する場合を想定しています。
座標データを CADソフトに手入力する必要がある時 Excel で SIMAデータ を作ることができれば、事前に Excel を扱える誰かに入力してもらっておいて、作図する際に CADソフトに SIMAデータ を読み込む事ができます。
座標データの手入力は、CADソフト よりも Excel の方が、入力が楽ですし、入力したデータのチェックも容易にできますので、より正確で効率的に作業することができます。
※サンプルマクロはページ末尾にあります!
Excel で SIMAデータ(座標データ)を作る手順を掲載します。
SIMAフォーマットと同じデータ配列になるよう Excel のワークシートを作り、座標データを入力します。
座標データのSIMAフォーマットは、おおむね次のようなイメージになります。
上記の SIMAフォーマットを、Excel で作り、座標を入力すると、次のようなワークシートになります(X座標とY座標のみの例)。
「A列」 にはデータ区分を入力します。データ区分は、その行のデータが何のデータであるかを示します。データ区分の頭文字が、”G” であればファイル属性、”Z” であればコメント、”A” であれば座標データ、といった具合です。
上のワークシートを、SIMAフォーマット図 と同じ色分けにすると次のようになります。
「A1セル」 には、データ区分 ”G00” を入力し、「B1セル」 にはファイル属性 ”1” を入力します。
座標データのデータ区分は ”A01” で、始まりの行に ”A00”、終わりの行には ”A99” を入力します。
座標データは、「B列」 に点番号、「C列」 に測点名、「D列」 にX座標、「E列」 にY座標を入力します(Z座標を入力する場合には「F列」に入力します)。
「B列」の点番号は”1”から始まる連番にします。
座標データの入力が終了したら、それを 「csv」形式で保存します。
Excel で保存する際に、ファイルの種類を「(カンマ区切り)(*.csv)」に変更して保存してください。
例として、「E」ドライブの 「座標」フォルダに、ファイル名「座標」の「csv」データを保存すると、下図のように「座標.csv」というファイルが作成されます。
お使いのパソコンが、csvファイルに Excel が関連付けされていると、上図のように、アイコンが Excel のアイコンになりますが、csvファイルの中身は、データがカンマで区切られたテキストデータです。
作成した「csv」ファイルを、テキストエディターで開き、データを加工します。テキストエディターが無ければ「メモ帳」でも加工できます。ここでは、例としてメモ帳で加工する方法をご紹介します。
csvファイルは、多くの場合 Excel に関連付けされているため、ファイルをダブルクリックすると Excel が起動してしまいます。
csvファイルをメモ帳で開くためには、先にメモ帳を起動してから csvファイルをマウスでドラッグするのが最も簡単です。
手順2で保存した「座標.csv」を、「メモ帳」で開くと次図のようになっています。
余分なカンマが付いた行と、カンマが足りない行がありますので、加工します。
まず余分なカンマを取り除きます。
取り除くのは、下図の赤で囲んだ部分です。
次に足りないカンマを付け足します。
付け足すのは、下図の赤字のカンマです。
※この例では、Z座標がありませんので、Y座標値の後にカンマが2つ続きます。
加工が終わると、次図のようになります。
加工が終わったら、上書き保存してください。
データの加工が終了したら、ファイルの拡張子を 「csv」 から 「sim」 に変更します。
「名前の変更」で、拡張子部分を変更してください。拡張子変更の際に、下図のような警告メッセージが出たら、「はい(Y)」 を選んでください。
拡張子を変更したら作業は終わりです。これで SIMAデータの完成です。
※手順2〜手順4の作業をボタン一つで行うサンプルマクロはこの下にあります!
SIMAファイルを作成するExcelのマクロサンプルです。
背景が黄色のセルにデータを入力して「SIM保存」をクリックするとSIMAフォーマットで保存することができます(30点まで)。
マクロを有効にしてお使いください(動作確認:Excel 2016)。
ダウンロードExcel 測量計算(Ver.2)は、様々な測量計算(30種)ができるように作られたソフトウェアです。
1,000点 の座標登録ができ、測点名で検索できます。また、CSV や SIMAデータの作成、簡易図形表示もできます。