Excel SIMAデータ
SIMA共通フォーマットとは、座標や路線、区画データを電子データのままやりとりできるように定められた電子データの書式で、測量機器やCADソフト間で観測データの受け渡しをする際などに利用されています。
SIMA共通フォーマットを Excel で作成する方法と、 PDFファイル上の座標などの数値を Excel に取り込む方法をご紹介しています。
※SIMAデータを出力するExcelのサンプルマクロもあります!
当ページで扱っているSIMA共通フォーマットは、テキスト形式(CSV形式) によるものです。
SIMA共通フォーマットについて
SIMA共通フォーマットは、拡張子が「sim」のテキストデータです。テキストデータですので、フォーマット(書式)さえわかってしまえばメモ帳やワードパットなどのテキストエディタで作成・編集できます。
実際にSIMA共通フォーマットで作成されたファイルを、テキストエディタで開いてみると、データが「,」(カンマ)で区切られているのがわかります。カンマで区切られたテキストデータ、つまり CSVデータ と同じなのです。
CSVデータは、拡張子が「csv」のテキストデータで、Excel で作成・編集できます。ですから SIMAデータは Excel で作成したり編集する事ができるというわけです。座標等の数値データを扱うわけですから、テキストエディタより Excel の方が適していますね。
SIMA共通フォーマットの最新情報は、日本測量機器工業会のホームページをご覧ください。
SIMAデータを Excel で作るメリット
例えば、紙媒体 の国調データを使って作図するような場合、国調データを CADソフトに手入力しなければなりません。そんな時 Excel で SIMAデータ を作ることができれば、事前に Excel を扱える誰かに入力してもらっておいて、作図する際に CADソフトに SIMAデータ を読み込む事ができます。
自分で作業をしなければならない場合でも、同じ手入力なら CADソフト よりも Excel の方が、入力が楽ですし、入力したデータのチェックも容易にできますので、より正確で効率的に作業することができます。
また、データが紙媒体ではなく PDFファイル の場合には、選択ツール が使えれば、PDFファイルから直接 Excel にコピー&ペーストできますので、手入力する必要さえありません。
最近のCADソフトは、 Excel から直接データを取り込めるものもありますので、わざわざ SIMAデータを作る必要がないかもしれませんが、そんな場合でも、PDFファイルから直接 Excel にコピー&ペーストできる方法はかなり有効です。
詳細手順
SIMA共通フォーマットを Excel で作成する方法と、 PDFファイル上の座標などの数値を Excel に取り込む方法について、詳細な手順をご紹介します。
下表の各タイトルをクリックすると、その詳細を表示します。
Excel で SIMAデータを作る方法
座標データをExcelに入力し、SIMAデータに加工する方法を掲載しています。
※SIMAファイルを作成するExcelのサンプルマクロ あります!
PDFファイルのデータを Excel にコピー&ペーストする方法
PDFファイルの座標データを Excel にコピーする手順を掲載しています。