- fx-FD10Pro 測量計算
- プリセットプログラムについて
fx-FD10Proプリセットプログラムについて
fx-FD10Pro には、あらかじめ21種の基本プログラムが内蔵されています。fx-FD10Pro の取説では、これを プリセットプログラム と表現しています(取説:α-11)。
プリセットプログラムを移動(待避)する理由
プリセットプログラムは、通常のプログラム領域(メインメモリー)に保存されており、それなりにメモリーを消費しています(3576バイト)。
弊社では、プリセットプログラムを保存メモリーに移動(待避)し、空いたメモリーを 座標登録領域 として利用しています(座標データ約150点分に相当します)。
プリセットプログラムは、基本的な測量計算ができるシンプルなプログラムですが、そのほとんどは弊社の『測量計算プログラム』で計算できますので、両者を同時に使う機会はごく限られていると判断し、プリセットプログラムの領域を座標登録領域として利用しました。
尚、待避したプリセットプログラムは、復元させることができます。
プリセットプログラムの復元について
プリセットプログラムが必要になるケースは希だと思いますが、弊社のサービス(プログラム入力代行、購入代行)をご利用の場合には、プリセットプログラムを簡単に復元させる事ができますのでご紹介します。
プリセットプログラムを復元させるためには、4500バイト以上 の空きメモリーが必要です。空きメモリーの確認は、「空きメモリーとプログラムサイズ」のページをご覧ください。
プリセットプログラム の復元手順は次の通りです。
(1)メモリーマネージャーを起動する
MENU キーを押してメインメニューを表示させます。
メインメニューが表示されたら、 5 を押すか、
カーソルキーを使って MEMORY を反転させ EXE を押します。
(2)保存フォルダを開く
メモリーマネージャーが表示されたら、 F2 (SMEM)を押します。
次に、フォルダ「ASAKAZE」を反転させ EXE を押します。
フォルダ「ASAKAZE」内のファイル一覧が表示されます。
(3)プリセットプログラム復元
フォルダ「ASAKAZE」内が表示されたら、ファイル「PRESET.g1m」を反転させ F1(SEL)を押します。
ファイル「PRESET.g1m」の先頭に三角マークが付いたら、F2(COPY)を押します。
コピー先を聞いてきますので、 1 (Main Mem)を押します。
「Complete!」と表示されたら復元終了です。 EXIT を押してください。
- メインメモリーにプリセットプログラムが存在する状態で復元を行うと、上書きするかどうか聞いてきます。
- 復元に必要な空き容量(メインメモリー)が不足しているときには、「Memory ERROR」が表示されます。
(4)復元プログラムの確認
ちゃんと復元されたかどうか確認します。
MENU 1 PROG と押してください。
カーソルキーを操作してプリセットプログラムが復元された事を確認したら、EXIT を押して終了です。